最初は、健診の事前準備や健診後のデータ入力などをサポートしていただくために、事務スタッフとして採用させていただきました。その後、健診車にて計測業務などをサポートしていただく巡回健診スタッフ、さらに最近ではクリニックでの受付やレセプト業務なども派遣スタッフの方にお願いしています。いずれも当協会のスタッフだけでは人手が足りず、人員編成が難しくなる繁忙期が中心。業務の繁閑に合わせて人員調整できるので、大変助かっています。

当協会のような健診機関は、繁忙期と閑散期がありますので、繁忙期の短期的な人材不足を効率よく補えるのが大きなメリットだと思います。実は繁忙期以外でも、短期で派遣スタッフの方に来ていただいている時期があるんです。それが直接採用した新人スタッフの教育期間です。新入スタッフの教育は結構大変で、時間もかかります。教育を担当するスタッフがいる部門は、教育担当者が研修などで時間を取られてしまう分、手薄になってしまい通常業務を回していくための人員編成が難しくなってしまうんです。それを解消するための補充スタッフとして派遣の方に来ていただいています。おかげさまで、教育を担当するスタッフの負担が減り、教育に専念してもらえるようになったうえ、教育期間中でも業務がスムーズにこなせるようになり助かっています。

社会保険の適用拡大が進むことで、社会保険への加入を希望しないパート職員の方が勤務時間を短縮するケースが増え、それにより業務にも影響が出てくるのではないかと心配しています。そうなると人材の確保が急務となるため、短時間でも採用可能なパートタイム派遣へのニーズは、ますます高くなってくるのではないかと思います。

ええ。期間雇用は募集をかけてもなかなか人が集まらず、直接採用するのが難しいんです。そのためこれまでは、期間雇用ではなく正規の職員として、その都度増員してきました。その結果、各部門の人員がいっぱいになって来ましたので、最近は産休など一時的な欠員は派遣スタッフで補うようにしています。休職者や産休育休取得者は、いずれ復帰することを前提として考えていますので、当該職員が復帰するまでの期間を定めて依頼できるという点で、人員の適正配置、さらにはコスト面においても効果は大きいと思います。

これまで直接採用する際は、当協会の求人情報から募集していましたが、雇用してみると長続きせず退職してしまう場合や、求めている業務量をこなせないなどの問題が多々ありました。それが派遣期間を経て直接雇用となる場合は、派遣期間中にその人の仕事ぶりや人柄などを知ることができるのでミスマッチがありません。業務も分かってもらっているので、教育期間が大幅に短縮できるなど利点が多いことに気づきました。非常に有効な手段だと考えていますので、今後は派遣から直接雇用というスタイルを採用の定番にしていきたいとも思っています。

先日、「マイシフトナース」で看護師の方の派遣も依頼したところです。看護師の方の活躍の場も多いので、今後はそちらの人材サポートもお願いしていきたいと思っています。採用後の労力や業務の安定感を考えると、パートタイム派遣を効果的に活用していくことは、当協会にとってはメリットが大きいと考えています。